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Contents
- 大手ジム苦境のベトナム市場、新たなビジネスモデルへの転換期
- 週間☆アクセス数上位ランキング!
特集(2026年07月20日~2026年07月26日)
- 今週の銘柄評価
FPTリテール[FRT]
- 編集後記
「現存する唯一の八角形のチャム塔、バンアン塔」
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1. 大手ジム苦境のベトナム市場、新たなビジネスモデルへの転換期
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ベトナムのフィットネス市場が大きな転換期を迎えている。長年にわたり市場を牽引してきた高級志向の大手ジムチェーンが相次いで店舗網を縮小する一方、テクノロジーを活用しコストを抑えた新興モデルが台頭している。市場全体は成長が見込まれているものの、消費者のニーズの変化に合わせたビジネスモデルの再構築が業界全体の課題となっている。
高級ジムチェーンの縮小と撤退
ベトナム最大規模のカリフォルニア・フィットネス&ヨガ(California Fitness & Yoga)は、ハノイ市とホーチミン市で合計4施設の閉鎖を決定した。同社のデイン・ロイ・フォート最高経営責任者(CEO)は、過去の規模拡大路線を見直し、今後は医療機関と提携した包括的なヘルスケアの提供へ戦略を転換すると説明している。賃貸契約の満了と、新基準に合致しない施設の整理が理由だという。
また、エリート・フィットネス(Elite Fitness)は5月にホーチミン市内の最後の店舗を閉鎖し、同市から撤退した。さらに、2024年に欧州基準の高級ジムを展開していたフィット24(Fit24)やゲットフィット・ジム&ヨガ(Getfit Gym & Yoga)も、収益悪化を理由に施設の営業を終了している。
・・・<続きはサイトでご覧ください>(記事本文には、2019〜2026年のフィットネス・ジムチェーンの店舗数のチャートあり) |
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2. 週間☆アクセス数上位ランキング!(2026年07月20日~2026年07月26日)
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このコーナーでは、前週のベトナム株・経済情報(www.viet-kabu.com)のアクセス数の多かった記事を紹介いたします。
1 位 ベトナム航空、日系関与のリース会社からB737MAXを19機導入
全日本空輸(ANA)が出資するベトナムのフラッグキャリアであるベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は、航空機リース会社3社から計19機のボーイング(Boeing)737 MAX 8型機を追加でリース導入する。全機が2028年中に引き渡される予定だ。
今回の提供元は、SMBCアビエーション・キャピタル(SMBC Aviation Capital)が10機、フェニックス・アビエーション・キャピタル(Phoenix Aviation Capital)が5機、アボロン・エアロスペース・リーシング(Avolon Aerospace Leasing Limited)が4機となる。世界的な航空機の製造遅延やリース市場の競争激化が続く中、HVNは将来の事業拡大を見据え、早期に機材を確保する。
ベトナム国内では現在、米国の航空機エンジンメーカーであるプラット&ホイットニー(Pratt & Whitney)製エンジンのリコール問題により、多くの機体が長期待機を余儀なくされている。737 MAX 8型機は従来機に比べ、燃料消費と炭素排出量を約20%削減できるとされる。HVNは新機材の導入により、国内線および中・短距離国際線の運航能力を強化する。
・・・<続きはサイトでご覧ください>
2 位 ビンファスト、ドイツの認証機関と覚書締結 ASEAN展開を加速
不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)は17日、ドイツの試験・検査・認証機関であるテュフ・ラインランド(TUV Rheinland)と戦略的協力に関する覚書(MOU)を締結した。これにより、ベトナムにおける自動車の検査能力向上を目指す。
両社は技術コンサルティング、試験、認証、専門トレーニングなどの幅広い分野で協力する。ビンファストの試験センターを国際基準を満たす水準に引き上げ、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域の自動車メーカー向けに試験や技術サービスを提供する拠点へと発展させる計画だ。
テュフ・ラインランドは同地域で実施する適切なプロジェクトにおいて、同センターを優先的な提携先に選定する。また、共同で国際的なメーカーに技術力を紹介し、専門セミナーを開催して新たな事業機会を模索する。
・・・<続きはサイトでご覧ください> |
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3. 今週の銘柄評価
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※「今週の銘柄評価」は証券会社独自の見解に基づくものであり、実際の投資判断はご自身で行ってください。
※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、毎週有料会員向けに配信しているメールマガジン「ベトナム株通信」に掲載した一部を「ベトナム株・経済情報」が独自に選んだだものを掲載しています。
●グローバルリンクアドバイザーズ株式会社については、こちらをご覧下さい。 http://www.gladv.co.jp/members/vietnam/index.html ●「ベトナム株通信」については、こちらをご覧下さ い。 http://www.viet-kabu.com/magazine/ad/global/index.php
ベトナム現地証券会社による今週の銘柄評価・FPTリテール[FRT] (2026年07月29日 発行ベトナム株通信 第5916号)
■FPTリテール[FRT]■―薬局チェーンの急成長で、投資評価「買い」―
ベトナムのIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)系の小売大手で、国内最大規模の薬局チェーンを運営するFPTリテール[FRT](FPT Retail)について、ミレアセットベトナム証券(Mirae Asset Vietnam=MASVN)は、薬局事業が全体をけん引すると評価し、理論株価を15万VND(約930円)として投資評価を「買い(Buy)」とした。
FRTの成長の原動力は、薬局チェーン「ロンチャウ(Long Chau)」だ。2026年3月末時点で全国に2517店舗の薬局と228か所のワクチン接種センターを展開し、市場シェアの約11%を占めるまでに急拡大している。また、健康食品や医療機器など利益率の高い商品の販売を強化したことで、同チェーンの売上総利益率は2020年の17.1%から2025年には23.4%へ向上した。
一方、家電やモバイル製品を扱う「FPTショップ(FPT Shop)」事業については、Apple製品の価格上昇や競合他社との競争激化などのリスクがあるとして、慎重な見方を示している。
しかし、薬局事業の躍進により、2026年通年の連結売上高は前年比+19.4%増の60兆9750億VND(約3800億円)、親会社株主帰属利益は同+35.2%増の1兆0740億VND(約67億円)に達すると予測されている。 |
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4. 編集後記
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毎週、スタッフの持ち回りでお届けする「編集後記」。 今週はJoより、「現存する唯一の八角形のチャム塔、バンアン塔」のお話です。
2024年7月、当時のクアンナム省ディエンバン町(現ダナン市アンタン街区)にあるバンアン塔(Tháp Bằng An)を訪れました。ホイアン旧市街から西へ約14km、幹線道路から少し入った田畑と住宅に囲まれた場所に、赤レンガ造りの大きな塔が残っています。

バンアン塔は、約1000年前の11世紀ごろにチャンパ王国によって建てられたヒンドゥー教の寺院です。シヴァ神を祀り、祭祀を行う場所として使われていたとされています。高さは21.5mで、主塔は一辺約4mの八角形。現存するチャム塔の中で、八角形の構造を持つ唯一の塔とされています。遠くから見ると、塔全体がシヴァ神の象徴であるリンガを思わせる形をしています。

敷地の入口は小さく、観光地らしい派手な看板や施設もありません。門を入って石畳を進むと、木々の間から太い主塔と細長い前室が姿を現します。正面には、象と獅子を組み合わせた聖獣「ガジャシンハ」の砂岩像が2体置かれ、塔の壁面や上部には草木が根を張っていました。レンガの欠損やひび割れもありますが、建物全体は現在も元の形をよく残しています。

高いアーチ状の入口をくぐると、塔の内部は外の明るさがほとんど届かないほど暗くなっていました。中央には石造物が置かれ、その奥の小さな祭壇には、花や線香、水などが供えられていました。単に保存されている遺跡というだけでなく、現在も祈りの場として使われていることがうかがえました。

内部から上を見上げると、八角形の壁がそのまま高く続き、幾重にも積まれたレンガが少しずつ内側へ狭まっています。そして、塔の頂部に開いた小さな穴から光が差し込んでいました。外から見た塔の形も独特でしたが、レンガだけでこれほど高い内部空間を造った構造には、改めてチャム建築の技術の高さを感じました。

ベトナム中部のチャム遺跡といえばミーソン遺跡が有名ですが、バンアン塔は大規模な遺跡群ではなく、田園の中にひっそりと残っています。そのため訪れる人も少なく、塔のレンガや内部の構造を間近でゆっくりと見ることができました。
 草木に覆われた赤レンガの塔は、周囲の田畑や大きな木々によくなじんでいました。約1000年という長い年月を経ながら、今もその場所に立ち続けていることに、チャム遺跡の歴史の深さを感じました。

photo by Jo —————————— 今回は、ここまでです。 最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。 今後とも、「ベ トナム株・経済情報」をよろしくお願いいたします。 |